エクステリアで使われる塀の種類は?
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カテゴリー:お役立ちコラム
エクステリアで使われる塀にはどんな種類があるかご存知でしょうか?
実はかなり種類が豊富で、コンクリートから天然石、レンガなど様々なものがあります。
デザイン性だけではなく防犯性にも優れており、周りの視線を遮る目隠しの役割も兼ね備えています。
こちらの記事では、エクステリアで使用される塀の種類や選び方のポイントをご紹介しています。
ぜひ参考にされてみてください。
目次
エクステリアで使われる塀の種類
エクステリアは住宅の外観をおしゃれにするだけではなく、プライバシーを守り、安全性を確保する役割も果たします。
その中で特に重要な割を果たすのが、塀です。エクステリアで使われる、塀には多くの種類や特長がありますのでご紹介していきます。
コンクリートブロック
コンクリートは水や風、紫外線などの影響を受けにくいため、耐久性に優れています。 鉄筋を挿入することで、強度をさらに高めることができます。
一般的には角ばった形状のブロックが積み上げられているこが多いですが、最近では曲線的なデザインのものも増えてきており、使うブロックによっては独特の風合いを出すことも可能です。
ブロックの面には模様を施すことも可能で、シンプルながらも個性的な外観を持つ塀を作ることができます。
また、メンテナンスがほとんど不要であるという利点もあります。 コンクリートブロックの塀を設置する際には、適切な基礎作りが必要となります。
しっかりとした基礎がないと、地盤沈下などの影響で塀が傾く可能性があるため専門的な知識と技術が求められます。
現場打ちコンクリート
現場打ちコンクリートはその名の通り、現場で直接打ち込む方法を用いる塀の一種です。
この種類の塀はその丈夫さと耐久性から、多くの家庭や商業施設で用いられています。
現場打ちコンクリートの塀は、素材そのものが強度を持つため、強い耐久性があります。
一方で、施工費用が高くなる傾向にあるため、予算費用に余裕がある場合に適しています。
また、施工中には大量のコンクリートを扱う必要があるため、その準備や後処理にも手間がかかるというデメリットもあります。
一度施工をしてしまえば長持ちするという安心感もありますので、自分の予算に合わせて検討してみてください。
化粧ブロック
一般的なコンクリートブロックに比べて、形状や色・模様が多種多様でデザイン性に優れており、頑丈かつ見た目の美しさを重視したい方に適しています。
レンガ風・石積み風・木目調など、自然素材を使ったおしゃれなデザインが多くあり、自宅の外観や庭の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
また、化粧ブロックは耐久性にも優れています。
コンクリート製であるため強度は抜群で、長期間にわたって美観を保つことができます。防火性や遮音性にも優れているため、安全面でも安心です。
化粧ブロックは一般的なブロックに比べて価格が高めです。予算も考慮し検討するのが良いでしょう。
吹付・塗り壁
吹付・塗り壁は、独特の質感や風合いがあり、外観に立体感を演出します。 一部の製品で吸湿・放湿性があり、湿度調整の役割を果たすことがあります。
これにより、室内の湿度を一定に保ち、快適な居住環境を手にすることが可能です。
機能にも優れており見た目も良いことから、住宅の外壁や内壁・倉庫や工場の壁などさまざまな用途に使用されています。
また、比較的、他の塀の種類と比べて、施工費用が安い傾向にあるので、手軽にはじめられます。
吹付・塗り壁の塀には専門的な技術が必要なため、DIYなどで行うのは難しいので、専門業者への依頼をおすすめします。
天然石積み
天然石積みの塀は、その美しさと耐久性から和風なお住まいのエクステリアとして選ばれています。
それぞれの石に独特の色や形状があり、自然の風合いや高級感を演出することができます。
石自体が持つ強固さから、長期間にわたり安定した状態を保ち、経年での風合いの変化も楽しめます。
天然石積みの塀は施工技術や、専門的な知識が必要となります。 また、石の種類や品質によって価格が大きく変動するため、余裕を持った予算計画をしましょう。
レンガ
レンガはその独特の風合いから、エクステリアデザインにおいて広く活用されています。
赤茶色のレンガブロックは暖かみのあるおしゃれな雰囲気になります。
風化しやすく、レンガに入りこんだ水が凍ると破裂する恐れがあるので、寒冷地での施工をご検討中の方は専門業者へご相談ください。
タイル
タイルはエクステリアでよく使われる塀の種類の一つです。 その魅力は何といってもその多様性にあります。
ガラスタイルやセラミックタイル・テラコッタタイルなどの様々な質感や素材があり、エレガント・ナチュラル・モダンなど、どんなイメージにも対応できます。
タイルは汚れにくい素材で、メンテナスも比較的容易です。
設置、工事の流れ
塀設置工事の流れは、大きく分けて以下の5つの工程があります。
1)現地調査
●地盤の状態
●周辺環境
●電気や水道などの埋設物の有無
●周囲の建物との距離
地盤の状態は、塀の倒壊を防ぐために重要なポイントです。 地盤が軟弱な場合は基礎の強度を高める必要があります。
周辺環境については、道路や隣家の位置などを確認して、安全に工事を行うための対策を検討します。
また、電気や水道などの埋設物がある場合は、工事前に適切な処置を行う必要があります。
2)設計・見積もり
設計では、塀のサイズや形状、素材やブロックの種類などを決めます。 見積もりでは、材料費や工事費などを計算し、予算を出します。
3)基礎工事
基礎工事では、塀の重量を支えることができる強度を確保する必要があります。 基礎の種類によって、施工方法や費用が異なります。
4)ブロック積み
ブロック積みでは、ブロックを水平に積み上げ、隙間を埋めていきます。
5)仕上げ
ブロックの表面を塗装やタイル貼りなどで仕上げます。施工後の検査・チェックを行い引き渡しとなります。
塀設置工事は、施工内容や塀の種類によって工期や工程が異なります。
DIYでの設置は強度などに問題がある場合が多いので、安全な施工のためにも専門の業者に依頼されるのが良いでしょう。
選び方
新築の外構・エクステリアとして使われる塀の選び方は、設置場所やデザイン・予算などの要素が重要です。
目的
最も重要なポイントは、その目的です。 例えば、プライバシーを保つために高い塀を選ぶか、風通しを良くするために低い塀を選ぶかという具体的な目的を明確にしましょう。
設置場所
設置場所も考慮すべき要素の一つです。土地の形状や大きさ、周囲の環境などによって、適切な塀のタイプやデザインが変わることもあります。
デザイン
デザイン面では家の外観や庭の様子と調和する塀を選ぶことも大切です。
予算や費用
予算や費用に関しては、塀の種類や材質、工事費用などを考慮に入れた上で、自分の予算内で最も適した塀を選ぶと良いでしょう。
塀と外構フェンスはどっちがおすすめ?
塀と外構フェンスはどちらも目隠し要素と敷地を区切る役割を果たしますが、それぞれ特性と用途が異なります。
塀は頑丈で長持ちし、視線を完全に遮断でき、防犯面でも優れています。設置には費用と時間がかかります。
一方、フェンスは軽量で設置が容易で価格も抑えられますが、視線を部分的にしか遮断できません。また、素材によっては耐久性に欠けることもあります。
選び方のポイントとしては、自分のライフスタイルや塀を設置する目的を明確にすること、そして予算や設置環境も含めて検討しましょう。
いかがでしたでしょうか。塀を設置する際の材質や選び方のポイントなどをご紹介しました。
建物の境界線としてプライバシーを守ってくれる塀の設置や修理などをご検討の際は、ぜひマルシンエクステリアにご相談くださいませ。
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