【カーポートのサイズ】選び方と注意点
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カテゴリー:お役立ちコラム
カーポートを設置すると、外敵からの車の保護ができるだけでなく、雨天・荒天時の乗り降りがし易くなります。
快適に、かつ機能を最大限使用するには、適切なサイズ選びが不可欠です。
カーポートを選ぶ時は、設置できる面積や車のサイズ、雪や荒天が多いかなどの地域性を考慮すると良いでしょう。
ご自宅の条件にあったものを見つける為にも、ぜひこちらの記事を参考にされてみてください。
目次
カーポートサイズの選び方
カーポートを新設される方向けに、設置サイズ選びのポイントを詳しくご紹介します。
1.車両(長さ・幅・高さ)の確認
カーポートを購入する前に自家用車のサイズを確認しましょう。長さ、幅、高さを確認して、車両がゆったりと収まるサイズを選びます。
今1台所有している場合でも、2台・3台と増えるケースや、自転車の駐輪も考慮すると良いでしょう。
2.カーポートの用途を決定する
カーポートは車を駐車するだけでなく、荷物の保管、作業スペース、 太陽光発電ができるソーラーカーポートとしても使用できます。
3.場所にゆとりをもたせる
カーポートのサイズを選ぶ際には、ゆとりを持たせることがおすすめです。
雨の日に車を乗り降りする際に、車内にまで雨が侵入してきた経験はありませんか?カーポートは雨を凌ぐ効果もあります。
しかし、カーポートのサイズがギリギリだと、車のドアを開けた際に車体幅が大きくなる為、結果として車内に雨が入り濡れるという事になります。
車の中に雨が侵入してくる恐れがありますので、余裕を持たせましょう。
上記ご紹介した3点を意識していただき、カーポートをお選びいただくと良いでしょう。
続いて、実際にサイズを選ぶときに活用できる基準について詳しくご説明します。
カーポートのサイズを選定する際の基礎目安
具体的にカーポートをどの種類のものにするか、お選びいただく目安もご紹介していきます。
1.車両のサイズと台数
まずは、車両サイズの確認です。車両のサイズによって、カーポートの大きさをどのくらいにするのか検討するのが良いでしょう。
そこで、参考例として軽自動車から、ミニバンなどの大きい車両までのサイズの目安をご紹介します。
軽自動車
全長:約3,300mm 全幅:約1,480mm
コンパクトカー
全長:約4,000mm 全幅:約1,695mm
セダン
約4,600mm 全幅:約1,700mm
SUV
約4,700mm 全幅:約1,800mm
ミニバン
約4,700mm 全幅:約1,800mm
SUV
約4,600mm 全幅:約1,700mm
ワゴン
約4,700mm 全幅:約1,800mm
これらのサイズはあくまでも基本的なサイズであり、車種やグレードによって異なる場合があります。
2【カーポート】奥行サイズ
1台(標準タイプ)
奥行き:5.0m~5.7m
コンパクトで設置・建設コストが比較的低い。
1.5台(延長タイプ)
奥行き:6.0m~7.7m
1台の車両と小さな車両を収容可能。車両の出入りが容易で、使い勝手が良い。
2台(縦連棟タイプ)
奥行き:10.0m~11.5m
2台の車両を並べて収容可能。
家族が多い方や複数の車を所有する人に適している。 車両を縦に配置するため、庭や敷地に合わせて設置できる。
3【カーポート】高さサイズ
標準柱タイプ
有効高:約1.8m~2m
一般的な車両に適したコンパクトなデザイン。
低い天井高でも車両を保護可能。玄関まわりに適した高さであるため、外観に調和し、視覚的に邪魔になりにくい。
ロング柱タイプ
有効高:約2,0mm~2,5m
高い車両やトラックを駐車するのに適した高さ。荷物の保管や作業スペースとして利用可能。
標準タイプよりも高さがあるのに対して、さほど値段が変わらないので3種類の中で1番人気があるタイプ。
ハイロング柱タイプ
有効高:約2,8m~3,0m
非常に高い車両やRV、キャンピングカーを駐車するのに適している。比較的高額なので、予算より上回ってしまう恐れがある。
4 間口スペース
1台タイプ
間口サイズ:約2.4m~3.5m
一般的な車両に適したサイズ。
2台タイプ
間口サイズ:約3.5mから6.5m
2台の車両を並べて駐車できるサイズ。ワイドタイプ、Y合掌タイプ、M合掌タイプの3種類がある。
屋根のデザイン
1台用 約2.5m~3.5m
●片流れ
一方向に傾斜した屋根を持つデザインです。屋根が一方向に流れるため、雨水や雪が効率的に排水されるという特長があります。
1台の場合ですと、カーポートの1番小さいサイズ(2,5m~)でも車を覆うほどのスペースは確保できます。
ドアを開けたり閉めたりする際に、周囲の壁や支柱と干渉する場合があるので、余白がどの程度あるか確認しましょう。
2台用 約3.5mから6.5m
●ワイド
一つの屋根で広いスペースをカバーできるため、複数台の駐車スペースを確保できます。また、車両以外にも、庭具や物置としても利用できる余地があります。
大きな幅を持つため、建設には広い敷地が必要になるので、ご自宅の建築規制に適合するかも要チェックポイントです。
風に強い構造が必要なため、耐風機能が高いカーポート商品を選ばれると良いでしょう。
●Y合掌
柱が真ん中に集合しており、屋根がY型になっていタイプです。こちらも左右、異なったサイズのカーポートを取り付ける事ができる優れものです。
大規模な構造物であるため、広いスペースが必要になります。
●M合掌
片流れタイプが連結し、1つの屋根で連結されたデザインです。Y合掌タイプと同様に、左右で組分けが可能になっています。
施工費用が他の種類よりも高額になってしまうケースもあるので、ご希望の際はリフォーム業者とご相談いただくと良いでしょう。
積雪地域対応:カーポートの種類
カーポートは雨や風、雪や雹などから車両を保護する役割があります。その中でも特に積雪の影響は、冬場長時間影響を受ける可能性が高いです。
積雪地域に住んでいる方は、積雪に対応しているカーポートを選びましょう。地域によってどの程度の雪に耐えられるかが選ぶポイントになります。
一般地域対応タイプ
一般地域対応タイプの積雪カーポートは、積雪量が軽度から中程度(約20cmまで)の地域に適しています。
積雪に対する耐久性を備えており、屋根や支柱が雪の重みに耐えられます。
商品
リクシル「ソルディポート」
出典:株式会社LIXIL
三協アルミ「カムフィエース」
出典:三協立山株式会社 三協アルミ社
積雪地域対応タイプ
積雪地域対応タイプの積雪カーポートは、積雪量が中程度からやや多い地域(約50cmまで)に適しています。
雪の重みに強く、車両をしっかりと保護します。
ポリカーボネート材での商品もある為、夏も熱遮断しながら、明るくカースペースを使う事ができます。
商品
リクシル「フーゴ」
出典:株式会社LIXIL
豪雪地域対応タイプ
雪地域対応タイプの積雪カーポートは、非常に厳しい冬季条件での使用に適しており、積雪量が非常に多い地域(約100cm以上)で車両を保護します。
一部の豪雪地域対応カーポートには、雪の融解や排雪を助ける加熱システムが組み込まれていることがあります。
商品
YKK AP「エフルージュ」
出典:YKK AP株式会社
リクシル「カーポート ST」
出典:株式会社LIXIL
いかがでしたでしょうか。
カーポートを設置するサイズに関しては、使用されている車種や台数、地域の気候条件に合わせてカーポートの種類を選びましょう。
カーポートの設置や交換をご検討中の方は、マルシンエクステリアにご相談くださいませ。
ホームページでは施工事例を掲載していますので、ぜひこちらもご覧くださいませ。