エクステリア・新築外構での効果的な照明の使い方
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カテゴリー:お役立ちコラム
エクステリアの照明というとどんなイメージがあるでしょうか。
ご自宅の外構デザインを考えてライトを配置すると、夜に淡く温かみのある雰囲気を作り出せます。
こちらの記事では、エクステリアに設置できる照明の種類や選び方のポイントをご紹介します。
新築外構での照明選びをされている方、庭の暗さなどでお悩みの方はぜひ参考にされてみてください。
目次
エクステリア照明の種類と選び方
エクステリア照明を選ぶ際には、まずどのような外構・お庭をイメージされているかを明確にしましょう。
玄関まわりの照明は、セキュリティや安全性を向上させるために使用されることもありますし、デザインやアクセントとして使用されることもあります。
外構で使われる照明の種類
グランドライト
地面やデッキに埋め込み、下から外観や庭を照らします。
夜間長時間点灯しても、温度変化が無いLED照明が使われています。
耐荷重のある商品が多いので、駐車場で使用されるケースもあります。
アップライト
植樹や壁・塀の根本に設置し、上方向に照らすライトです。
草木の影や壁の凸凹が良い陰影として映し出されます。
ダウンライト
見た目がスッキリして、足元を明るく照らすことができるため、玄関や門扉、庭など、様々な場所に設置することができます。
調光機能が付いたダウンライトを使用することで、設置箇所に合わせた明るさに調整できます。
ウォールライト
壁面に取り付けられる照明です。
ウォールライトは建物の外観を引き立てるだけではありません。
建物のファサードや壁、門柱などを照らすことで、立体感や奥行きを演出することができます。
ポールライト
太もも程度の高さで、門回りやエントランス・玄関アプローチ周辺に設置されることが多いライトです。
雰囲気を壊さない明るさで、通路を優しく照らします。
ステップライト
これは階段や通路の手すりに取り付けられ、夜間の安全性を高めます。
ソーラーライト
ソーラーライトは太陽光で充電するため、電気代がかかりません。
また、配線工事が不要なため、花壇の隙間や好きな場所に自由に設置できます。
目的に合わせた照明の配置
エクステリア照明の配置も重要です。
外壁や庭の特徴を引き立てるような配置を心掛けましょう。
光の方向や角度も考慮し、効果的な照明効果を生み出すと良いでしょう。
門扉
門回りは外観やポスト・表札などのデザインと合わせた照明にすると一体感が生まれます。
ダウンライトで下から照らすと門柱のデザインを引き立たせられ、表札の上部に設置するとスッキリとしたデザインでありながら、機能的な照明ができます。
アプローチ・玄関周り
家に入るまでの動線となるので、夜でも歩きやすい様に照明を配置しましょう。
ポールライトで通路を点々と照らすのも良いですし、シンボルツリーを照らすスポットライトを使用して、間接的に通路に明かりを入れるのも良いでしょう。
車庫・駐車場
夜間でも駐車が出来るように、カーポートがある場合はスポットライトを設置して明るくできます。
防犯のため、人感センサーの照明を設置すると、人通りがある道に面していても安心です。
ご家族の意向や目的に合わせて、明るさや光の色温度などの要素を考慮しましょう。
グランドライトやウォールライト、ポールライトなど、照明の種類も様々なので、設置数と予算に応じてお選びいただけます。
外構の照明を設置する費用は、設置のタイミングや配置・照明自体の数などで変わってきます。
照明の明るさの度合いやデザインでもグレードが分かれるので、設置後の点灯イメージを明確にして見積もりしてもらいましょう。
照明選びのポイント
防水性と耐久性
エクステリア照明は屋外に設置されるので、雨風にさらされます。
照明器具は雨や風・温度変化に耐える必要があります。
省エネ
近年、LED照明が主流となっています。
LEDは省エネで長寿命であり、多様な色や明るさを選ぶことができます。
エクステリアには、暖色系の照明を使うと温かみがあって落ち着いた雰囲気を作り出せます。
しかし、LED照明は従来の照明に比べて明るく、また光源が小さいです。
視線の先に明るい光源が存在し、その光が視界を遮り、視認性を低下させてしまう不快グレアというものが起こります。
光源を視線の下方に配置する、遮光部位を隠す専用フードを付けるなどで、直接視界に入らない工夫をしましょう。
使用しやすさ
外構の照明は玄関ライトと同様に、家の中からスイッチひとつでオン・オフを切り替えられるようにできます。
タイマータイプのものであれば、夕方から自動点灯し、朝には消灯させることも可能です。
お住まい全体をリノベーション・リフォームされる際は、外構の電源位置やスイッチも考慮すると良いでしょう。
防犯性
照明を設置する時は、屋外の雰囲気づくりだけではなく、防犯性も気になります。
住宅をライトアップし、暗く隠れやすいスペースを無くすことで、空き巣や不審者の侵入を抑止する効果があります。
玄関や掃き出し窓の付近は侵入経路になりやすいので、ダウンライトやポールライトで人の顔が判別できる明るさを作るのも良いでしょう。
車上荒らし防止には、カースペースにセンサーライトを設置するのもおすすめです。
外構の照明は後付けができる?
ここまでライトの種類や選ぶポイントなどをご紹介しましたが、「我が家は新築時に付けなかったから今更付けられない?」などとお悩みの方もいらっしゃると思います。
全てのライトタイプに当てはまるわけでは無いですが、エクステリアの照明は後付けが可能です。
建物に外部コンセントがあれば、電気工事の資格が不要な低電圧の12Vタイプのライトをご自身でも設置いただけます
(設置時に専用の器具が必要なので、完全DIYは難しいケースが多いです)。
「外部コンセントが無い!」というお住まいでは、
リフォーム業者にご依頼いただき、外部コンセントを増設していただくのが良いでしょう。
簡単に設置できるソーラーライトなどでは、安全に通行できる明るさまで満たないものや、日照条件で毎日一定の時間機能しないものもあります。
ご自宅の門・玄関周り、お庭の雰囲気に合わせた照明を設置、防犯性を高めながらこだわりの外構を作ってみるのはいかがでしょうか。
マルシンエクステリアは、新築外構やエクステリアリフォームの実績が多数ございます。
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